今回は、豊島区の大塚台公園に保存されているC58 407を。
(2020年7月訪問)
豊島区大塚台公園 C58 407
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(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH.)
JR大塚駅から近い場所に保存されている、C58 407。
1946年に汽車会社で製造され、五稜郭機関区と函館機関区で1974年の廃車まで終始北海道内で運用された後、大塚駅からほど近い大塚台公園に保存されている。
切り詰め型デフに密閉型キャブ、旋回窓などが特徴的な北海道型のカマであり、数少ない船底型テンダ搭載の戦後型C58であるが、長年(10年以上)整備されていないのか荒廃が目立つ。
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(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH.)
C58 407のキャブ回りを見る。
北海道型のタブレットキャッチャーが実に特徴的。
しかしながら、長年の放置で製造銘板や窓枠等の各種部品が失われている。
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH.)
戦後型C58の特徴である、戦時型D51などと同じ船底型テンダー。
なお後部ナンバープレートは盗難されたのか、ペンキ塗装によるものとなっている。
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH.)
都電荒川線と絡めてC58 407を撮影。
都電荒川線沿線に保存車は都電おもいで広場を含めて何両かあるが、走行する都電と絡めて撮影できる場所はここだけのような気がする。
ひとまず、次あたりここに来たときには中判フィルム機でこの光景を撮影したいところであるが……この状況下で「次に」ここを訪れる機会はしばらくなさそうな気がする。
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH.)
この大塚台公園には都電のものと思われる車輪が展示されている。
(説明はないが、形状的に都電8000形のものではないことは確かである)
アクセス
JR大塚駅から都電荒川線沿いに5分ほど歩くと到着。
(都電荒川線の向原電停からは徒歩1分ほどで行ける)
こぼれ話
どうも、このC58 407は聞けば某沼津のサンシャインな方面の元ネタになっているカマらしいだが、上井草のスタジオから近くて取材のしやすいカマは他にありそうな気が……。

何故、上井草が戦後型C58をモデルに選んだのかが謎。
この大塚台公園のC58 407といい、歩いて行ける距離にある南大塚公園の都電6162号といい、あの辺の中高生が好きそうなアニメでネタになっている保存車両は何故大塚に密集しているのだろうか?
おまけ
(Camera:FujiFilm FinePix X100)
大塚駅からの都電荒川線沿線にはバラがきれいに咲いており、それこそ「今回は持っていく機材を間違えたかな? 」と思ってしまった。
(これを知っていれば、中望遠のマクロレンズを装備していたかも)