今回は保存車めぐり番外編として、東京総合車両センターで引退後に保管されていたクモヤ193を。
クモヤ193・192-1
1980年代に山手線のATC化に伴って製造された検測車両。
(その前は余剰となっていた181系のサシ181をベースに改造された、クモヤ191系が運用されていた)
後継車両であるE491系(East-i E)の導入で引退後、東京総合車両センターに車籍を残したまま保管されていたが、2013年に除籍と同時に解体された。
12年のTK公開時には「まさかコレが最後の公開」とは思っておらず、全体的なスタイルを数枚撮影したのみに留まったが、解体されることがわかっていたら台車や連結器などのディテールを撮影したんだろうか?
12年のTK公開時に、同じ事業用車両であるクモヤ143との並ぶ。
一部のNゲージャーには、TOMIXから一時期出ていたヤスリでレールを削るスタイルの「レールクリーナーカー(たまに中古で流通している)」の元ネタとしてお馴染みだった車両なので、今から思えば「元ネタを見ることができた」最初で最後の機会だったのだろうか?