今回は八戸市にある八戸こどもの国に保存されているD51 762を。
(2018年8月訪問:整備などで状況が変わっている場合あり)
八戸こどもの国 D51 762
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(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5Ⅱ)
お盆の帰省シーズンということで、親子連れで賑わう園内の片隅に放置に近い形で保存されているD51 762。
D51 762の隣には、2004年の八戸線CTC化まで使われていた腕木式信号機も保存されている。
寒冷地での保存を差し引いても、長年(恐らく前の整備からは10年位は経っている)整備されていないのか全体に錆が目立っており、シリンダーカバー部分には腐食して穴が空いている。また、子供がよじ登れないようにステップ部分は四角く溶接されている。
D51 762は、1942年に川崎重工で製造された後、隣接する「説明看板」通りの説明だと1970年まで運用された後に保存されたとあるが、看板にはあまり詳しいことは書かれていなかった。
D51 762の経歴
SL関連サイトによれば、D51 762は現役時代は一時期の借用期間を除けば、ほぼ製造から廃車までの間ずっと尻内機関区(今のJR八戸運転所)に配備されていたということ……らしい。
(この手の経歴を調べる為に、いい加減にフルコンプリート版『機関車表』を買うべきなんだろうか?)
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5Ⅱ)
テンダー部分には、60年代に東北本線を走っていた蒸気機関車の一部に取り付けれた重油併燃装置がついている。
また、区名札部分には白黒が逆転した『八』と『こどもの国』の札が刺さっている。
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5Ⅱ)
園内の遊覧鉄道と絡めて撮影。
東北本線の完全無煙化までの間、東北本線を走っていた機体ということもあり、重油併燃装備や旋回窓などの各種装備が残るD51であった……が、それだけにもう少し整備されていたらいい感じになるんだろうか?
アクセス
JR本八戸駅から八戸市営バス(是川遺跡行き)で1時間の「こどもの国」バス停で下車。
D51 762は、公園内の遊園地ゾーンに保存されている。
アクセス等の詳細は八戸市HPに掲載されているので、そちらも参考に。
公式HP
※はてな時代の記事を加筆修正