フェイクウッドのS&T Kar98K Anotherが出たぞ!
リアルウッドのボルトアクションライフルは重い…
S&TのKar98K Another Ver.は発売以来、S&TのVSR規格 WW2系ボルトアクションライフルの中では随一の出来、ということで様々な場所で評価されている。
……のであるが、実際に御徒町のガンモール東京でKar98Kをはじめとしたリアルウッドのボルトアクションを購入前提で触ってみると、リアルさその他以前に「重い」ということと「これを一日中サバゲで使うとなるとフィールドへの移動だけでもしんどくなるぞ((基本的に車がないので、おのずとして鉄道かバス移動がメインとなる以上は))」ということで購入直前でやめることが多かった。
そんな折、S&TからフェイクウッドのKar98K Anotherが出る、という話が流れてきた。
ガワこそフェイクウッドであるが、中身は同じで軽量になったKar98K Anotherは十分に魅力的……ということで、2023年5月初旬にガンモール東京で19,860円(税込)で購入した次第である。
外装を見る
フェイクウッドのストックは正直、今までも多数ネタにしてきたAGMのM1カービンよりも成形色の関係かヒケが多く目立つように感じる。
とはいえ、中身は同じと考えると「同じ性能でもより軽さを」といった具合のゲームユース向けというべき商品で、個人的にはいい感じに思える。
また、フェイクウッドのストックはKar98Kクローンモデルのノリンコ JW25(.22LR口径モデル、少し縮小させたモデルのJW25Aもある)のような雰囲気を醸し出しており「民間で使われているボルトアクションライフル」的な見た目が何とも素敵((なお東側陣営銃器の禁輸関係でアメリカでは新品中古問わずノリンコ製品はほぼ手に入らないが、カナダでは手に入るらしい))。
それこそ、ルガー10/22あたりのようなライフルが隠れた好物なんだろうか…
Kar98K Anotherのボルト部分。
コッキングすると、コッキングインジゲーター部分が実銃同様にしっかりと稼働する。
コッキングインジゲーター部分の上にセフティレバーがあり、レバーを右に倒すとセフティがしっかりと機能する仕組みとなっている。
箱出し状態での初速はギャロップ製バイオBB弾(0.2g弾)使用時にタムタム製簡易弾速計で85.6m/s~86.4m/s前後を推移。
外箱に記載されていた初速が0.2g使用時に90m/s、とのことだったので「どちらかの弾速計が怪しいデータを示している」のかそれともか。
それはそうとして、小型でコンパクトなX310あたり買うべきなんだろうか()
ネジを外した上で別売りのZF39タイプのスコープ(とスコープマウント)を取り付けることが可能なスペースがある。
とはいえ、個人的には可変倍率スコープを取り付けたいので20mmレイル対応のスコープマウント「だけ」が欲しいところであるが……。
なお、S&T Kar98K Anotherの刻印に関してであるが『byf 43』と「大人の事情」で鍵十字部分だけが消されたドイツ軍マークが刻印されている以外にも『S&T ARMAMENT』のメーカー刻印が施されている。
マガジンはS&T製のM1903A3と共用の25連マガジンを使用。
Kar98Kの雰囲気を壊さずに、VSR系統のメカに合わせる意味では面白いマガジン形状というか。
とはいえ、ゲーム使用という点で考えるとマガジン交換のさいに少しもたつく可能性がありそうな気がするが、そういう人は最初からマルイのVSR系統を買っている((しかもCYMAの新しいロットのVSR系50連マガジンは「当たれば」マルイにも使えるという話あり))。
現時点での感想
サバゲでストレスなしに使えるkar98Kの決定版…か?
S&T WW2系ボルトアクションライフルの傑作、なんて声も聞こえるKar98K Anotherのフェイクウッドでも登場、ということであるが、ストックの素材が違うだけで軽く感じた。また「調整次第ではサバゲにも十分使えるのでは?」と思う次第である。
とはいえ、ロングレンジでの実射をやっていない以上((というよりも、購入翌日にこの記事を書いている))は「もう少し判断材料が欲しい」ところ。