4,000円で買えるデッキ付きのショーティ機関車
実は初マイクロエース車
マイクロエースからCタイプ機関車シリーズ、なる商品が昨年末に発売された。
厳密には旧マイクロエース時代から販売されており、長らく再販の機会がなかった商品らしいが、元々Bトレ中心に揃えていた身としては「デッキ付きの機関車がショーティーサイズで出た」という時点で楽しくなった。
特に先日発売されたEF57-1タイプに関しては、取ってつけたような「はと」のヘッドマークを除いて「私鉄が自社発注した旧EF58スタイルの戦後箱型EL」のように見えて汎用性が高い印象を受けたので、八乙女のタムタムで早速購入した次第。
Cタイプ機関車 EF57-1「はと」の第一印象
外観はこんな感じ
メーカーではEF57と謳っているのであるが、実際には「戦後私鉄自社発注タイプの箱型EL」といった感じの外観で、パンタグラフはPS15のようなパンタグラフが片側に1本のみ取り付けられている。
パンタグラフがある側には特急「はと」のヘッドマークが取り付けられており、2エンド側には何もついていない。
(ヘッドマークは細いマイナスドライバーでこじれば取り外しが可能)
このEF57-1タイプはそのまま楽しむだけではなく、塗装変更の上で私鉄タイプの列車無線アンテナあたり取り付けたら、フリーランスあたりの「1990年代まで事業用として車籍があったが、今は車庫の入換用として運用されている」といった感じにはなりそうなので、Bトレユーザー以外にも汎用性は高いかもしれない。
動力ユニットは旧ポケットラインを思わせる
Cタイプ機関車共通の動力部分を見る。
KATOの旧型ポケットラインチビ凸動力のようなモーターを搭載しているので空転するのではないか?なんて思ってしまうのだが、ボディ側に「これでもか」というくらいにずっしり補重がされているので走行には問題はないのかもしれない((ついでにタミヤのRC用グリスを注油すればいい感じに音は静かになるかも))。
標準搭載のアーノルドカプラーでは現代の日本型Nでは汎用性に欠けるので、Bトレで使っている台湾製SHINKYOカプラーに交換。
カプラーの固定方法はビス止めと板バネで固定されており、実勢価格が3,500円もしない機関車なのに結構凝った構造なのには驚くが、少なくとも設計当時はアーノルドカプラーのまま運用されることが当たり前だったということもあり仕方ない部分もあったり。
色差しをして「いい感じ」に?
手持ちのガンダムマーカーで最低限の色差しをした上で、Bトレの旧型客車を連結させると「上野発の東北本線普通夜行197x」なんて具合にいい感じの光景が広がるが……デッキ付きの機関車ということで「赤錆系の汚しが似合いそうな感じだよなぁ」と思った次第である。