F1桁機を880円ジャンクで買う
ジャンクとしては「かなりの当たり」では?
昨年7月ごろ、コセキカメラのジャンクコーナーをいつものように見ていた。
そんな折、本来ならば「いくら状態が悪くとも」決してジャンクコーナーに置いてあるはずのないNikon F1桁機であるNikon F4が880円で並んでいたのである。
「動かなくとも置きモノくらいにはなるか」ということで、即座にテスト用フィルムの27枚撮りのプレミアム400と共に購入したところ、軽くプレビュー鳴きする((Nikon F4の持病としては結構有名))以外は至って普通に動いてしまった勢いでフィルムを装填。
とはいえ、フィルムを装填した……のはいいがフィルムを詰めたまま遂に2022年になってしまった。
少なくとも「このままではいけない」と思い、東塩釜にある塩釜仲卸市場で水揚げされたばかりの新鮮な魚が食べたくなった、ということで塩釜仲卸市場の朝市散策をするついでにNikon F4のテスト撮影をすることにした次第である。
塩釜仲卸市場の朝市散策
朝市は13時ごろまでやっていた
仙石線の東塩釜駅から徒歩10分くらい歩いたところに塩釜仲卸市場がある。
連休2日目の日曜日の塩釜仲卸市場は、おいしい魚を食べたい地元観光客でにぎわっていた。
塩釜仲卸市場の南側正面。
正月ということもあって門松が飾られていた。
「午前6時より日曜朝市を開催する」という看板をF4くらいの絞りで撮影。
それはそうとして、Ai-S 35mm F2はネガフィルムと組み合わせると非常によく写るのでMFニッコールの半分以上が生産停止になった2006年まで生産されていた((2010年代末まで売っていたMFニッコールのは、産業用需要で生きていた部分がある))のも納得できるというか。
塩釜仲卸市場の中でおいしそうな魚を探す。
Nikon F4で撮影時、甲高いワインダー音が響いたときは市場の中では結構「浮いた」感じがしたので
次辺りは静かなカメラを持ち込みたい……
なんてことを考えながら、市場の一角にある店でマグロの刺身を500円で購入した。
刺身を買った後、市場にて400円のごはん(エビのあら汁付き)を購入してマグロ丼にして食べる。
初見ではご飯の量は少ない感じがしたのだが、刺身と組み合わせると丁度いい分量の丼になるのだから驚きである。
こればかりは流石にテスト撮影中のNikon F4で撮るのは怖かったので、サブ扱いで持ち込んだα7Ⅱで撮影したが、サムヤンAF45mm F1.8FEは少し寄れないのが残念な部分というか。
帰りはJR東塩釜駅からそろそろ消えそうな仙石線205系H2編成((205系後継は仙石東北ラインと共通化されるんだろうか?))に乗車。
Nikon F4とAi-S 135mm F2.8を組み合わせて撮影すると実にいい感じで撮影できたので、フィルムを使う余裕がある際には是非とも使ってみたいところ。