保存車めぐり

【保存車めぐり】山形市第二公園 68691【その16】

【保存車めぐり】山形市第二公園 68691【その16】
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今回は山形市中心部の第二公園に保存されている68691を。
(訪問日:2021年10月後半)

山形市 第二公園 68691

全体の様子

山形市中心部にある第二公園に保存されている68691。
1923年に日立製作所笠戸工場で製造され、1969年に廃車になるまで奥羽本線とその支線で活躍したのちに現在地に保存された機体で、大型デフやシールドビームのように戦後に行われた改装のほうが多く見られる。

各部を見る

自動連結器に交換される以前にネジ式連結器が取り付けられていた名残が残る連結器部分。
何故か開放テコが片側にしか設置されていないが、これに関しては戦前の名残か?

運転台部分。
計器の一部がなくなっているように見えること以外は、おおむねいい感じかと。
(なお、ATS関連機器は見当たらなかったが設置されずに廃車になったのか?)

68691のテンダ部分。
後部ライトも大きいが、それ以上にテンダ部分のデッキがやたらと大きい。
(これは運用上の都合で後年に改装されたものだろうか?)

この時、二眼レフの海鴎4B-1も用意していたのでそちらでも撮影。
流石に夕方近い時間帯だったということもあり開放近くで撮ったのだが、思いのほかデフの大きさがわかる写真になったというか。
それはそうとして、フォーマットの大きなカメラで無限遠ではない被写体を撮るもんじゃないよなぁ……。

永遠じゃないんだ、「MUGEN」なんだ

2020年後半に「MUGENは仲間を見捨てねぇ」な列車が劇場上映されたのと、公園内に作品イメージを思わせる藤棚があるのもあって一躍人気スポットとなったのに合わせて、この68691も21年に入って地元業者の手によって「かなり綺麗な状態」に整備された。

そして何より、柱や新たに設置された説明看板におなじみの市松模様のラッピングが施されており

暁

炭焼きの長男、まさか保存車整備に効果をもたらすとは

と驚いてしまった。

公園内には9600の動輪も

敷地内には「苗穂工場から譲渡された」9600の動輪が展示されている。
とはいえ、ペイントされているのでどの機体のものかを示す刻印は見えなかった。

アクセス

JR山形駅東口から徒歩10分くらいで到着。
それはそうとして、平日夕方の山形市内中心部は「かなり活気がなかった」ように思えるが、実際にはどうなのか。
(車でのアクセスが容易な周辺地域のSCなどに商圏が吸収されているのだろうか、それともか)

この記事を書いた人
akatukidesuga

泡沫カメラ同人サークル「ジャンク難あり500円の会」主筆。

1990年生まれのアラサーちゃん、という第二次氷河期世代のあおりをモロに受けた世代でそれを引きずりながら生きている。

2020年11月より仙台市に在住(2022年秋まで)していたが、現在はチバラギに戻って求職活動中。
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