
18年秋の韓国旅行記(3日目)の記録

あくまで2018年秋時点の話なので、そこのところ「ご注意」ください。
いよいよ、南大門に行こう
そんなこんなで、韓国3日目の朝が来た。
「ソウルを代表する観光地としての南大門市場を見にいこう」ということで、朝食を済ませるとすぐに地下鉄に乗って南大門へと行くことに。
あっ、独島(の模型)!
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G 20mm F1.7 ASPH.)
地下鉄の大きな乗り換え駅には、大体国威発揚のための独島(竹島)の模型を見かけた。
余談だが、韓国のベストヒット『独島は我が領土』が劇中で歌われた話題の映画『パラサイト(19)』は、COVID-19で劇場が閉まっていた関係から未だに見れていないのが悲しいところ。
南大門からソウル駅方面まで歩こう
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G 20mm F1.7 ASPH.)
朝の南大門市場は、そこまで人の出入りは「それほど」多くなかったのが意外だった。
以前来た時にはけっこう人通りが多かったような気がしたが、これは時間帯の問題だったのか?
南大門でカメラを「安く」買うのは意外と期待薄?
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G 20mm F1.7 ASPH.)
南大門市場の一角には、新品・中古カメラが並ぶ『カメラ市場』が存在する。
キヤノン・ニコン・SONY(FEマウント)を中心に、新品と中古が並んでいたが、新宿西口のカメラ屋に比べると中古の品揃えはイマイチだった。
ましてやマニア好みのジャンクコーナーは存在しなかったので、それこそ「お土産に80年代に製造された韓国メーカー銘の日本カメラ」を買おうと思っていた自分には、少しショックだった。
そんな時、値札のついてなかった京セラのテッサー搭載AFコンパクトカメラ(日本で言うところの京セラTプルーフ)がショーケースに並んでいたので「お土産としてどうだろう」と思い、試しにいくらか聞いてみると、カメラ店の店員から320,000W(約32,000円)の値段を提示された。
少なくとも、もしこれがCONTAX T2ならば日本円で32,000円であっても「安くして」と拙い韓国語で値下げ交渉をしたかったが、モノがモノだけに値下げしてもらったところで「日本で買うのとそんな変わらない」ことに気づき、早々と撤退した。
他の店の商品を見ても、どれもイマイチで「これでは新宿西口で買うのとそんな変わりない」と判断し、早々と『カメラ市場』エリアから撤退し、南大門へと向かった。
南大門は「月曜は定休」
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G 20mm F1.7 ASPH.)
放火から再建された南大門の崇礼門。
近くに行くと、看板には「月曜日は定休」とあり、中に入ることができなかった。
仕方がないので、そのまま南大門から近い旧ソウル駅まで行ってみたものの、旧ソウル駅駅舎も「月曜定休」だった。
ソウル駅でかんたん駅撮り
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G X VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH.)
折角、ソウル駅まで来たので構内で簡単駅撮りをすることにした。
券売機で入場券を買い、ホームで撮影することに。
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G X VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH.)
ソウル駅に停車中のITX-セマウル。
欧州系っぽいデザインが何ともイカしている。
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G X VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH.)
ソウル駅に到着したばかりのヌリロ号。
撮影中、電機特有のブロアー音が聞こえてきたので慌ててカメラを構えていたら、反対方向から龍山行きの8200形牽引の客レが走ってきて空振りしたは痛かった。
次に行くべきところが決まらず
ソウル駅へと来たものの、次に行く場所が決まらなかった。
義王にある鉄道博物館と迷ったが、ソウルから義王までの距離感がガイドブックに掲載されている地図を見た限りではイマイチ掴めなかったので、ただ「ソウル駅駅から近い」なんて理由でソウル戦争記念館に行くことに。
ソウル戦争記念館の屋外展示物を撮る
そんな感じで、地下鉄三角地駅から徒歩数分のソウル戦争記念館へと。
……とはいえ、ソウル戦争記念館は屋内展示含めると「1日かかっても回りきれない」ほどの規模が大きいのと、時間の都合のもあったので今回は屋外展示だけ撮るだけにとどめることに。

ソウル戦争記念館は、急いで見て回るにも半日以上を要するからなぁ……
朝鮮戦争期から現代の韓国軍装備を撮る
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G X VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH.)
朝鮮戦争時に対地攻撃用として活躍したF-51Dムスタング。
太平洋戦争末期に旧日本陸軍パイロットとして育成された韓国人パイロットが、朝鮮戦争期にF-51Dを運用していた話があるようで。
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G X VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH.)
機首部に機関砲が装備されていない、F-4Dファントム。
ハードポイント部に航空爆弾のレプリカが懸架されている。
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G X VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH.)
韓国国産戦車である、K1戦車。
以前に訪問した時に比べると、かなり色褪せている。
清渓川へと行ったはいいが
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G X VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH.)
戦争記念館の次はどこに行こうかと悩んだ結果、清渓川へと行った。
しかしながら、親類から「ただの川じゃないか」と言われたので、その後は何処に行くか迷った末に光化門周辺をひたすら当てもなく回ることに。
韓国国立歴史博物館へと行く
韓国近代史を学ぼう
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G 20mm F1.7 ASPH.)
光化門周辺をひたすらぐるぐる回っていると、親類が「何かの博物館が見たい」とのことだったので、たまたま開いていた韓国国立歴史博物館へ行くことに。
館内は「漢江の奇跡」時期における軍政韓国の光と影、第四共和国(維新体制)下のセマウル運動、5.18光州事件からの民主化運動時などの歴史的な展示が多数あり、半日かかっても回りきれないほど。
国立歴史博物館、気になったモノあれこれ
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G 20mm F1.7 ASPH.)
韓国初の国産自動車、ヒュンダイポニー。
ニュージーランドに輸出された1台が、韓国に里帰りしたもの。
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G 20mm F1.7 ASPH.)
Canonのカメラの隣にあるKOBICA 35BC、なるコンパクトカメラ。
韓国製のカメラだろうが、詳細はよく分からなかった……。
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G 20mm F1.7 ASPH.)
韓国にも制服文化があるのか、という妙な感動。
コレを見た時に「ひょっとしたら韓国風制服、東大門市場で買えるのか?」と思ってしまった。
その後、親族はダウンした……。
国立歴史博物館から歩いてホテルに戻った後、さて次はNソウルタワー……と思っていたら、親族が「もう動けない、あとは寝たい」との一言が。
親族がダウンしてしまったならば、一人で動くしかない。
そんな訳で、Nソウルタワーから見る夜景を見に行くべく地下鉄で明洞方面まで行くことに。
夜のNソウルタワーへ行く
南山のNソウルタワーへ行こう
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G 20mm F1.7 ASPH.)
バカと煙はなんとやら、ということで明洞駅から坂道を登ってNソウルタワーへと向かう。
Nソウルタワーへ向かうロープウェイ乗り場の窓口で、ロープウェイ往復券込みのNソウルタワーの入場券を買い、いざロープウェイに乗ろうとしたのであるが……平日だというのに行列がずらり。
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G 20mm F1.7 ASPH.)
そんなこんなでNソウルタワーに到着したのである……が、見事なまでにカップル「しか」いなかった。
多数のカップルが平然とキスしてる中、一人で来るのはアウェイ感すら感じてしまった。

いない歴=年齢の人間にはショックを受ける光景だ! (ツライさんなのだ)
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G 20mm F1.7 ASPH.)
少なくとも、Nソウルタワーは個人的にがっかりスポット感が強かった。
それこそ「地理感覚がないのでどこがどこだかわからない」のもあるが、それ以上に東京スカイツリーの上の展望台に登ったときと同じ「かなり高い、ただそれだけ」感覚が強く覚えたのが、そのガッカリ感の理由である。
タワーよりも展望デッキのほうが夜景はきれいかも
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G 20mm F1.7 ASPH.)
タワーを出ると、タワー付近の展望デッキに人が集まっていた。
そこからソウル市街を見下ろすと、ソウルタワーの上よりも素敵な光景が広がっていた。
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G 20mm F1.7 ASPH.)

タワーに登るよりも、タワーの周囲の方がより景色が見える……。
タワーから歩いて仁寺洞に戻ろう
いい加減にホテルに戻りたかったので、タワーから明洞方面に戻ろうとした……のであるが、ロープウェイ乗り場が行きの時よりも混雑していた。
仕方がないので、そのままロープウェイ乗り場の坂道を下って歩き、そのまま明洞経由でホテルのある仁寺洞方面までとぼとぼと歩くことに。
(都内でも数駅分歩くことはするが、まさか夜の韓国で同じことをやるとは思わなかった)
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G 20mm F1.7 ASPH.)

あっ、コレ新宿西口にもあるヤツだ!
なんてモニュメントも見かけたり。
深夜にコムタンを食べる
深夜にメシを探す
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G 20mm F1.7 ASPH.)
かれこれ22時になった。
昼間からほとんど何も食べていない中、予算も限られている中で晩メシを探す。
韓国に来たならチメクを食べたい、と思っていても、チメクはだいたい200,000W台なんて具合で「ちょっと高い」んである。
(韓牛など食べられるよな予算があったら、すぐにメシにありつけている)
カップルが街中で堂々と路上でキスしている光景を横目に、腹を空かせてフラフラしていると、タプコル公園の近くにいい感じの寂れた定食屋があったので入ってみる。
地元感満載の定食屋でコムタンを食べる
日本人観光客が滅多に来ないような感じの定食屋に入ってみると、疲れた目をしたサラリーマンがずらり。

日本語が聞こえない、ということは、この店は「当たり」だ!
そう確信すると、真っ先にコムタン(9,000W)を注文。
(Camera:Panasonic DMC-G8 Lens:Lumix G 20mm F1.7 ASPH.)
アツアツのコムタンを食べる。
今までの日程で「観光客向けの”味のしない”石焼ビビンパ」なんかを食べてきた身からすると、この地元感あふれる味が何とも沁みた。

コレは今回の韓国旅行で「お世辞抜き」に一番うまかったぞ!
勘定を済ませると、店のアジュンマから「イルボン?」と聞かれたので「ネー」と答えると「こんな夜更けに、何故日本人が来るの」とばかりに不思議な感じで見られた。
そらそうだだよなぁ、明らかに片言の日本訛りの韓国語を喋っていたのならばアジュンマから「イルボン?」と聞かれるのも仕方ないよなぁ……と己の語学力のなさを痛感しながらホテルに戻ると、シャワーを浴びてすぐに寝てしまった。
(3日目おわり)