Olympus XAを買ってみた!
そもそも何でOlympus XAを買ったの?
元々、Olympus XAは俺にとって「小型化を極めた35mmコンパクト」ということで憧れのカメラの一つであった。
しかし、Olympus XAは人気機種なのかフィルムカメラが底値だった頃からジャンク品であっても高かったし、ここ1~2年のフィルムカメラの価格高騰でジャンク同然の個体でも2万円台という値段で売られるようになっている。
そんな時、メルカリで近年の中古相場から考えられない1万円という値段で売られていたOlympus XAを発見した。2019年の中古相場から考えても信じられなかったので、慌てて「これは買わないとすぐ売れるな」と判断し、今まで貯めていたメルカリの売上金を利用して購入することに。
数日後、自宅に届いたOlympus XAをチェックすると、モルトが劣化していたこと以外は最高のコンディションだったので、早速手持ちの1.5mmモルトで補修して使えるようにした。
南千住から歩いて御徒町までXAでスナップする
先日、南千住駅から吉原・浅草経由で御徒町駅まで歩いて行った。
……というのも、今度の同人誌の表紙用に吉原界隈の写真が必要となったので、表紙撮影用にPRO400Hを奮発したマミヤシックスのサブ機としてOlympus XAを用意したはずがいつの間に、吉原の撮影ではボディが小さくて威圧感のないOlympus XAがメインとなってしまった。
それにしても、南千住から御徒町までの長距離をフラフラと歩くのは、新卒での就活時に「一円でも安く電車賃を浮かせたいが為に、月島から築地市場(当時)経由で銀座まで歩いた」のを、思い出して非常に面白かった。
吉原
(Camera:Olympus XA Film:Fujicolor C200)
吉原大門の見返り柳。
ここから曲がりくねった道を行けば、吉原のソープ街である。
(Camera:Olympus XA Film:Fujicolor C200)
吉原に残る赤線物件。
2020年のオリンピックを目前としている中、現在までこの物件が生き残っていたとは。
(Camera:Olympus XA Film:Fujicolor C200)
吉原のソープ街。
本来ならばこの光景をマミヤシックスで撮影したかったのであるが、12月はソープランドも書き入れ時ということで各店舗や喫茶店の前には客引きのおっちゃんがずらりと並んでいて堂々と撮影できなかったので、とっさにOlympus XAを取り出して撮影したのでフレーミングは適当になってしまった。
(Camera:Olympus XA Film:Fujicolor C200)
吉原のソープ街。
とりあえず、デジタル機材としてDMC-G8とレンズ一式も持参していたのであるが、こう客引きと黒塗りの送迎車が密集している、という具合にミラーレス機を大っぴらに出せない状況だと「(こういう時に限って)APS-Cになって以降のGRかXF10の中古が欲しい」と考えてしまうのである。
浅草
(Camera:Olympus XA Film:Fujicolor C200)
浅草寺の境内は、すっかり正月の装いである。
(Camera:Olympus XA Film:Fujicolor C200)
着物を着た女性を撮ってみた。
これはTokyo Bonという外国人観光客向けの着物レンタルサービスのPRらしく「500円払えば何度でも撮影可能」という事で、きちんと女性に500円払って撮影してみた。
(今度浅草に出かける際には、α7Ⅱと大口径ズーム持参でしっかりと撮影したいところ)
その時にマミヤシックスで撮った写真はこちら
(Camera:Olympus XA Film:Fujicolor C200)
『令和』の文字が彫られたミニチュアの太鼓。
合羽橋
(Camera:Olympus XA Film:Fujicolor C200)
大きなコックさんの顔の看板で知られる、洋食器店のニイミを撮る。
上野
(Camera:Olympus XA Film:Fujicolor C200)
戦後の雰囲気が漂う、東上野コリアンタウン。
「東上野に来たので焼肉でも食べようか」と思っていたのであるが、日曜日ということもあって休みだったので、別の店でコムタンを食べることにした……が、これが美味しかった。
御徒町
(Camera:Olympus XA Film:Fujicolor C200)
年末ジャンボ宝くじを買う為に並んでいる人。
この中に並んでいる誰かのうち、一等の1億円が当たる人は果たしているんだろうか……。
(なお、本当ならば秋葉原まで歩くつもりであったが、疲れ果ててしまったので電車に乗ってしまった)
Olympus XA雑感
Olympus XAの廉価版であるOlympus XA2は以前から持っていたのであるが、いざレンジファインダー搭載のOlympus XAを使ってみると、絞り優先AEも相まって「今シャッタースピードがどんな感じなのか」「ピントはどこに合っているのか」というのがわかりやすく、サクサクと撮影ができるので、使っていて非常に楽しいカメラである。
また、今回の吉原のソープ街のような「大きな」カメラを出せない場所でも、さっと撮れるというのも魅力の一つで「こういう感じのデジ機材を揃えたいなぁ」と思ってしまうほど。
なお、周辺減光がLOMO LC-A(持っていないが)ほどではないが、それなりに激しいのは「カプセルカメラに求められる光学設計」がレンズにとって厳しい条件であった、といったところで仕方ない部分もある気がする。
そんなOlympus XAは、今後もサブカメラとして使っていければなぁ……という魅力に溢れた感じで、次あたりは奮発してRVP100でも詰めてみたいところである。