雑記

結局のところ、就職において吃音の要素は「詰み」である【雑感】

結局のところ、就職において吃音の要素は「詰み」である【雑感】
この記事は約4分で読めます。

結局のところ、就職において吃音の要素は「詰み」である【雑感】

吃音当事者の就職の話を振り返る

吃音で落とされた話

以前(2015年2月頃)、水道橋にある中小企業にて面接を受けた際に「まず新人は電話対応が必要なので、残念ながら今回は”縁”がなかった」と言われたことがある。

その時には「単に300社(当時、今現在「カウントできる」だけで470社)落ちた企業のうちの一つ」と思っていたのであるが、今から思えば「吃音が理由で落とされた」のだろうと判断できるのである。

それに限らず、今から思えば「吃音者が企業から敬遠されていることが原因で落とされた」経験のほうが多いような気がするのである。

吃音者は面接時点で「詰んでいる」

企業は言語コミュニケーションに優れた人間を雇いたい

当然ながら、よほどのことがに限り会社に入るためには面接が必要である。
面接でのコミュニケーションは言語コミュニケーションによって行われる以上、面接で「喋れない」吃音者はこの点で詰んでいるのである。

日本の「一般的な企業」の目線としては、能力はあっても周りとの関係が壊滅的な人材と、能力はなくとも周りとの関係性を構築できる人材ならば、それこそ「周りとの関係性を構築できる人材」のほうを採用したがるのである。

そこを踏まえると「周りと言語的コミュニケーションが取りづらい」吃音者は、例えExcelでマクロが組めたり、WordPressのテーマを独力で作れる能力があったとしても、余程のことがない限り企業には採用されないのである。

最も、それを踏まえると「言語的コミュニケーションも取れないし、業務効率化に必須なVBAどころか、そこらへんのチンピラでもできるPhotoShop作業すらうまくできない無能な人間(自分のような)」など、企業目線では「一番雇いたくないし、顔すら見たくない」人間なのだろうが。

企業はAI導入でますます吃音者を敬遠する

吃音者「除け」としての役割を強いAI面接

最近では、大手企業をはじめとして人件費削減のために、人間の代わりにAIを使って面接をするようになっている。

SHaiN | 場所と時間はあなたが決める!AI面接サービス
SHaiNは、24時間365日いつでも、世界中どの場所でも面接することを可能にした、世界初の対話型AI面接サービスです。

AIによるブレのない統一的な採用基準のもとで、採用活動を行う……のは企業側としては待ちに待った存在ではあるが、これを知った時「吃音者にとっての地獄が始まった」と思ったのである。

現時点でのAIはまだ「機械的に面接を行ったものを文字起こしする」だけのツールであるため、AIが「機械的に」文字にしづらい吃音者の発言を文字に起こすとなると、企業側が見る人物分析シートに反映された際に「何を言っているのか分からなかったので人物像の判断不可」という結果が表示されるのである。(当然ながら、二次選考には進めない)

少なくとも、AI面接はCOVID-19ショックを受けてどんどん採用例は増えるかもしれない。
さて、このAI面接によって吃音者の面接時点での「足切り」が更に加速することは明白である。

数年後には二次面接も含めて、面接はAIが行う時代になるのだろうか?

「縁の力」などあるものか

「就職は”縁”」というものは、吃音者には残念ながら当てはまらないのである。
少なくとも、企業との「縁」につながる前の簡単なコミュニケーションの時点で「コミュニケーションが取れない」と判断されるので、ただ事務的なお祈りメールが返されるのが関の山である。

お祈りメールどころか、最近受けた企業は履歴書を送っても1ヶ月近く「次の連絡」すら来ないんだよなぁ……。

それこそ「縁の力」など、ガトランティスの「滅びの方舟」を対消滅させるための作劇上でのアイテムであって、現実には「よほどのコミュニケーション強者でもない限りは存在しない」代物なのである。

最早、これまでか

働きたくとも『マックジョブ』も不適合な以上は

少なくとも、発達よりも吃音の要素で企業から不採用通知が10年近く届いている部分がある以上は、どうにか喰えるだけの「何か」が必要である。

しかしながら、所詮『マックジョブ』にすら向いていない特性もあるので(実際、学部時代のファストフード店も3か月で辞めた)、自分自身が「何もかも半端で、社会的に需要がない」事実を目の当たりにすると嫌になってきて、いっそ彼岸に行きたいのである。

最も、早めに彼岸に行ったとしても「彼岸でも需要がないのでつまはじきにされる」ことを考えると「行くも地獄、退くも地獄」なのだろうが。

嗚呼、仕事さえあれば……。

なお

なお、この記事は本来noteで書く予定だったが、分量が長くなりそうだったのでBlogの記事とした。

「吃音者と就職」についての良著なので、是非ともどうぞ。

タイトルとURLをコピーしました