組んで3年を迎えたデスクトップPCの部品を一部換装する
酷暑の関東に合わせたパーツ組み換えを行う
仙台で一人暮らしをする際に先代BTO PCのパーツを一部流用して組んだ「体質改善工事施工済みPC」のようなデスクトップPCであるが、組み替えてから3年が経過してメンテナンスの時期を迎えようとしている。そして何より、これから迎える「関東の酷暑」は年を追うごとに酷くなっている一方である。
そこで、関東の酷暑でも快適に動くデスクトップPC環境を構築することにした。
新しいPCパーツを選ぼう!
間違い「しかない」PCパーツ選び
そういう訳で、自作PC専門店で「関東の酷暑でもしっかりと動く」パーツを選ぶことに。
まず、組み替える前のPCケースはMicro-ATX規格の舞黒透を利用していたということもありエアフローがほぼ死んでいたので「エアフローと整備性の両立を図るために裏配線ができる」という視点から、一回り大きいVersa H18をPCケースとして選択。
CPUクーラもRyzen5 3600付属のリテール品から、サイズのKATANA5(AM5対応版)に換装。
当初は昨今の「ハイエンドCPUでも冷える」定番品であるDeepCool AK400を搭載予定だったが、Versa H18とサイズが合わない気がしたので、一回り小型のKATANA5に変更。
起動データの入っているM.2 SSDも容量が250GBだったで、SSD残量が残り60GBという状況で「そろそろ危ないのとSSDの寿命などを勘案して、旧IntelのSSD部門が韓国のSKハイニクスと組んで新ブランド扱いとなったSolidigm P41 Plus(1TB)に。
名前こそ最初は「何このブランド?」と思ったが、旧Intel系のブランドということで、一部激安SSDで見られるような「おみくじ(それこそ有名メーカーの廃棄チップのリマークなど)」要素がないので安心してOSの入ったデータを置けると判断したのと、何よりも「パソコン工房((チバラギにも最近オープンした))の限定セール品だった」ということで購入。
P41 Plusの1TBモデルも様々なレビューサイト見るに「性能以上のお値段」なんて評価を見るが、P41 Plusの2TBモデルも「結構安い」ので予算に余裕のある方は是非とも試してみてはどうだろうか。
そのほか、交換用CPUグリスとしてオーバークロッカーな人にとっての定番品の熊グリスを購入して買い物は終了。
実際に新しい部品を組んでみよう!
これらの部品を購入後、デスクトップPCから部品を取り外してから部品を組んだ。
まず、起動用データの入った250GBのM.2 SSDから、新しい1TB M.2 SSD(P41 Plus)にもともと持っていた外付けSSDの入れ物(M.2 NVMe対応品)を使ってデータを1時間半ほどかけてMinitool Shadowmakerでクローン。
その後、デスクトップPCから電源やBDドライブ、CPUクーラーなどの部品を外す。
組み立ててから3年分のホコリの除去とパリパリに固着していた古いCPUグリスの除去(と新しいCPUグリスの塗布)などの工程を済ませてから、新しいPCケースに電源を据え付けてマザーボードを組み立てる。
そうこうしているうちに晴れてデスクトップPCが組みあがったので、起動テスト。
OSデータの入ったSSDをクローンすることは初めて行ったので、クローンしたM.2 SSDからWindows 11が起動できたときには、ほんの少しだけいい気分になった。
起動用データの入ったM.2 SSDをヒートシンクに入れるなどの各種の微調整を済ませ、ようやく「関東の酷暑でも動く」デスクトップPCが完成した。
早速、CPU温度をフリーソフトのCore Tenpで計測したところ、組み直す前のデスクトップPCのCPU温度がブラウジング時で50度台後半~60度台くらいだったものが、組み直した後ではブラウジングしながらクリスタEX((実は4月ごろにクリスタEXを導入していました。漫画はまだ描けていません…))とVSCodeを開いても50度台前半にとどまっているので「これでまだまだいい感じに使えそう」と思った次第である。
これから先、デスクトップPCをどうするか?
とりあえずグラボを換装したい…
今回「関東の酷暑でも快適に動く」ことを想定して組み直したデスクトップPCであるが、2023年現在ではグラボの性能的な寿命を考えたほうがいいかもしれない。
GTX1660Superは映像出力こそいい感じだが、将来の「AIがいろいろやってくれたり」する時代やDavinciでの4Kエンコード等を考えると「そろそろ時代遅れだろうか」と思うこともしばしあるので、メモリ12GB搭載でクリエーターPC向けとしては「安い」RTX3060あたりを今年中には買いたいところだが…果たして買える日は来るのか。