一部サバゲフィールドで話題のAGM製エアコッキングガン、M14(ショートモデル:OD)を要領を踏まえて整備した話。
ある程度の各種改善点を把握の上でなら、低コストでVSR並にアウトドアフィールドで戦えるかもしれないウェポンにすることができるかもしれないのでやってみよう。
AGM製エアコキM14を整備する
前回記事(開封チェック編)はこちらから

AGM エアコキM14を分解する
さて、前回初速等をチェックしたAGMエアコキM14。
つくばサバゲーランド(牛久市)扱いの「楽しい工作」シリーズのM14カスタムキット(2,500円、以下つくサバキット)を組み込むべく、部材調達の上で早速分解してみることにした。

モナカ構造のフレームを分解したところ。
インナーバレル長としては400mmちょっとくらいあった(通常のVSR-10サイズが430mm)ので、Gスペック系の長さだとむしろインナーバレルの固定、という意味では難があるかもしれない、とは感じた。

AGM製エアコキM14 HOPチャンバーの構造。
ガタガタのHOPアームでプラのHOPテンショナーで押すという形式であるが、少なくとも電動ガン用のシムをアーム部の軸に挟むだけで精度は安定するのでは? という感じを受けた。
また、HOPパッキンとインナーバレルの二重構造(巻いてあるのはマスキングテープか?)は、妙にアカデミー製エアコキで見るような「製造コストを抑え、低い加工精度でも一定の性能を出す」構造のように思える。
つくサバキット組み込みからの…?(失敗)

つくサバキットの説明書を参考に試しにいろいろ組み込んでみる。
ひとまずは
- HTG製 電動ガン向けシム(HOPアーム部分の軸に0.2mmを挟む)
- メイプルリーフ製 6.02mm 精密インナーバレル310mm (VSR規格)
- ありものの宮川ゴムGBB用(VSR Gスペック用だったか)
- ありものの電動ガン向けM80SP(SPARK製)
を組み込み、試しに初速をACETECH Lighter BTにて計測することにした…のであるが、初速がマルイ製0.2g弾(プラ)で30~40m/s前後と「えっ?」という値になった。
原因は何だろうか、と振り返ってみるとこのつくサバキットは「ノズル改修なども含めて1セット」というものでチャンバーを軽くかいつまんで弄っただけでは成り立たない、というパターンであった。
ここまでやるならノズルも加工しようと、採寸と純正ノズル加工の上でカッターのこで切り出してキット付属のノズルを組み込もうとしたら、破損時用の予備パーツ含めて2個とも割れたので

ここまでくると初心者向けカスタム、というよりも半ば上級者向けでは?
という感じを受けてしまった。
少なくとも、精度が怪しい積層出力でノズルのような本来なら金型での成形や金属加工が必要なクリティカルなパーツを作ってはいけないよなぁ、という感じを受けた。
なお、メイプルリーフ製 6.02mm 精密インナーバレル310mmはまた別に使いどころは見つかったが、コレは将来の話で…。
失敗からのリカバリを行う
つくサバキットの「要素を生かして」弄ってみよう
さて組み込みとしては「失敗」してしまったつくサバキットであるが、キットとして目指そうとしたのが
- 命中精度の向上(VSR並の)
- 初速やHOP精度の安定性
というところで「目指していたところ、より簡易的な作業で目指せるか?」ということで、結果的に使い物にならなかったノズル部の代替パーツ等を確保するべく部品取り用のAGM製エアコキM14(BK)を確保。

しかしながら…このエアコキM14、部品取り目的で購入した割には「当たり」個体の色が強かったので、半ば「これB品で売るべき代物だろ」というレベルの外れ個体だったODストックと当たり個体のBKストックのニコイチで整備することに。
まず、インナーバレルとHOPパッキンは元のAGM製M14のものを内部清掃の上で流用するものの、一旦シールテープをパッキンに巻き機密を確保。同時にチャンバー部のHOPアーム(ノズル側)のテンショナーのがたつきを抑えるために0.2mmのHTG製シムをそれぞれ挟むことにした。
当初こそテンショナーをつくサバキットよろしく押しゴム式に改めようとしたが、どうにもうまくいかなかったので最低限のバリを取った上でそのまま入れて様子を見ることに。
インナーバレルの固定はつくサバキットのインナーバレルリングを手元にあった3Mのマスキングテープで微調整の上で使ってみることにした。
また、ピストン部分のあまりにも黄色いオイルを拭いた後で、SPARK(Airsoft97)製のアルティメット極圧シリコングリスに塗り替えて組み込むことにした。
当初はピストンリングも国産メーカー品に換装したほうがいいのか? と考えたが、結果を見るに「やらなくて済んだ」という感じを受けた。
(スプリングはAGMエアコキM14搭載のモノをそのまま使用、リターンSPには輪ゴムを内部に入れて消音化)
ついでに摺動部にはSPARK(Airsoft97)製のアルティメットギアグリスを塗布。
仮組状態のAGMエアコキM14でACETECH Lighter BTにて初速を計測してみると、それまでがマルイ製0.2g弾で初速が84m/s~86m/sだったのが、組んだ後は90m/s~91m/sできちんと安定しているので「コレ、アウトドア向けではかなり強いウェポンになりそう」と感じた次第である。
さて、これからどうするか?

部品取りエアコキM14とのニコイチ、という結果ではあったが、いい感じに仕上がったAGM製エアコキM14は初速等の面から「アウトドアフィールドで猛威を振るいそうなウェポン」になれそうな感じに整備できた…のであるが、ロングレンジでのテストが出来ていないのでどうにも今後の方向性が分からないのである。
(スコープは撮影用に仮のモノを取り付けている)

なお、AGM製エアコキM14には見てくれよりも「コッキングのしやすさ」を重視してつくサバキット付属のコッキングハンドル(単品販売もあるようで)を取り付けているが、コレに関してはサバゲでの即応性という面でかなり強い存在になるかもしれない。

性能チェック目的でロングレンジで撃ちたい…
