今回の保存車めぐり、桜の名所として知られる北区飛鳥山公園に保存されている保存車群を。
(訪問日:2026年4月後半)
飛鳥山公園の保存車両
D51 853号機

D51 853号機。
1943年に鷹取工場で製造、長岡・酒田方面で運用され酒田機関区で廃車となった後に、飛鳥山公園に展示されている戦時型の機体。
2000年代までは屋根がなかったようだが、2000年代半ばの園内改修で屋根が設置され今に至る。

日本海側で運用されていた、ということで防寒の為にキャブ部分が延長されている。
北海道の機体のような密閉型キャブ化が行われていないのが形態的に面白いところで…。

戦時型D51特有のかまぼこ型蒸気ドーム。
戦中戦後の酷使からの標準化工事こそ1950年代に行われたものの、戦時型かまぼこドームは残置されたまま廃車まで運用されたというのが興味深い。
(なお町田市にある同時期製造のD51 862が戦時型D51の特徴を色濃く残しているようで気になるところ。)

戦時型D51の特徴を残しているD51 853であるが、いかんせん状態がやや悪く「北区の公園予算でも優先順位が低いのでは?(直接の観光集客や区民の福祉につながらないので)」という感じを受け、ちょい悲しい気分になる。
東京都交通局 6080号車

東京都交通局 6080号車。
比較的都電廃止の後期まで運用されていたのか、行先方向幕が大型化されているのがなかなか興味深い。
こちらの都電も2000年代まで屋根がなかったが、D51 853と同じく2000年代の園内改修で屋根がつけられた。
車内はもはや遊具なのか公園の休憩ベンチなのかわからない状態で「公園の保存車両」としてはありなのかもしれないが…という感じを受ける。

台車こそ戦前の延長線上の台車なので、こういう台車に慣れていたら技術導入された「無騒音電車」であるPCC車(都電5500形)を前にさじを投げたくなる気持ちもわからなくはない…というか。

反対側のヘッドライト部のアクリル板が外れており「区を跨いだら」こうも整備の運命が分かれるのか…という事を感じるが、それでも形として残っているだけマシなのだろうか?
都電保存車あれこれ(過去記事参照)


飛鳥山公園とその周辺を回る

少なくとも、飛鳥山公園は渋沢栄一ゆかりの地…というよりも、園内の雰囲気が妙にテレ東系の低予算バラエティ番組の舞台に出てきそうな雰囲気というか、中国Yostar限定の下江コハルのパペット片手に中野区周辺を散策するしけいさんぽシリーズのような雰囲気、というか…。


しけいさんぽに出てくるコハルパペット、国内だとどこで手に入るんだ?
実際に園内ではなわとびパフォーマンスの練習を音楽を流しながらやっている若者や、ベイブレードの台を広げてベイで遊んでいる20代後半くらいの男3名もいて「こういうカオスの中から面白い文化が生まれるのか?」と言う事を感じた。

東北新幹線などの車窓からでもおなじみの王子製紙のサンスクエア。
何でも1970年代に王子にあった王子製紙(初代)の工場などの跡地利用で作った当時流行りのボーリング場やゴルフ場などを兼ねたアミューズメント施設であるが、何でも再開発の予定があるらしく「次はフィルムで撮影したい」と感じた次第。

都電8809号車と王子駅前電停の光景。
北大宮の浅井一派が『今ぞ勝つ!』新聞を配っている向こうでは「棺桶に入るほうが早そうな」後期高齢者による『反戦デモ』と称した代々木派諸団体による党派性ばかりの反米・反政権デモが行われていて「多様性」を感じてしまった。
