基地祭・一般公開

陸上自衛隊 土浦駐屯地(武器学校)開設73周年記念行事に行った記録(その2)

陸上自衛隊 土浦駐屯地(武器学校)開設73周年記念行事に行った記録(その2)
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土浦駐屯地(武器学校)開設73周年記念行事に行く

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銃器展示

自衛隊小銃トップナンバーが勢ぞろいする中に…

今回の武器学校の銃器展示では、自衛隊歴代小銃、それも量産トップナンバーが勢ぞろいしており「すごく貴重な機会では?」となった。

陸上自衛隊 土浦駐屯地(武器学校)開設73周年記念行事に行った記録(その2)

陸自でこそ大分姿を消したが、20式の配備が陸自に比べるとまだ進まない海自・空自ではまだ現役なところが多い、64式7.62mm小銃のトップナンバー。
レシーバー部に『64式7.62mm小銃 000001 1965.3(豊和工業の旧社章)』刻印が打たれている。
元のパーカライジング処理は既に剥げ、金属の地金がだいたい出ている感じでだいぶお疲れ感があるが、各地の後方基地ではこういう個体はまだ多そうな気が。

暁

需品科御用達のトビカのトップガードで補修しても補修しきれないのでは?

89式5.56mm小銃のトップナンバー。
アッパーレシーバー部に『89式5.56mm小銃 000001 1990.8』という刻印があるが、89式小銃の2000年代以降の生産分は『89R』刻印になっているのでまた別の駐屯地公開があれば確認したいところ。

なおデザインセンスなどの面で「実銃版ライラクス」と日本のマニアに悪い意味で揶揄されているSI社の商品の中には89式小銃のハイダーを模したJ-COMPという.223Rem/.308対応のハイダーもあり、中古バラシの89式ハイダーを16インチARクローンに取り付ける、というのもまた面白いのでは?

JCOMP Gen2 for AR .223/5.56 or .308/7.62
The SI JCOMP Gen2 is the classic Type 89 compensator re-engineered and updated for the 21st century.  Due to end user fe

陸自のみならず海自・空自各部隊への配備に向けて、急ピッチで生産が進む20式5.56mm小銃のトップナンバー。
アッパーレシーバー部に『20式5.56mm小銃 000001 Cal.5.56×45mm』刻印の入ったトップナンバーで、照準眼鏡(20式5.56mm小銃用)と称してショートスコープもついている。

余談であるが、11月にやるであろうマルイ主催のマルフェスの中身が20式5.56mm小銃のGBBと防衛省ルートで「半分バレた」以上、昨年のM1851枠としての「隠し玉」が何になるかが気になるところであるが…。

多賀城駐屯地など一部部隊に先行して配備が進む、5.56mm機関銃MINIMI(B)。
レシーバー部にSD-33などの光学機器が搭載できるように20mmレイルがつき、ストックも体格に合わせて伸縮可能なタイプに変更されたMINIMI(B)は初めて見たぞ。

各地で配備が進むHK社製SFP9M。
ちなみに自衛官の訓練では、20式の代用品でマルイ次世代SCAR-L、SFP9Mの代用品でマルイ製HK45が使われるようであるが…こちらも代用品「ではなくなる」日が来るのだろうか?
(VFC製VP9はほら…いろいろとグレーゾーンな金属スライドなので…)

その他装備品展示

自衛隊員の足としての高機動車。
武器学校記念行事の数日前、ウクライナに供与された高機動車がFPVドローンによって破壊された情報が入ったが、ロシアも「用廃され”鉄スクラップ”としてバラされたはず」の高機動車を車体接合して組み上げた上で戦地で使っているそうなので、高機動車は両陣営で使われた実績のあるソフトスキン車両、と言えるのだろうか?

東日本大震災や能登半島地震の際にも活躍した入浴設備の展示も。
トラック積載のポンプと専用の浄化装置などを経由して現地の水をろ過し、入浴に適した形にして提供する、という「システムとしての」展示が行われていた。

部隊展開時や災害派遣時に自己完結できる組織の強さを感じるのと同時に、どっかの泡沫左派政党の代表がロクな装備もなしに現地へ向かい「現地の限られた支援リソースを喰う」レベルで二次被災したうえで災害発生から2年経過した今でも責任転嫁し続けていることとの対比を感じてしまう。

その他展示

レプリカ戦車

大洗を中心に活動する日昇戦車によるレプリカ戦車(ルノーFTとCV33)の展示があった。

イタリア軍のCV33レプリカ。
担当者曰く「中にはトラクターのエンジンが入っている」そうである。

イタリア軍研究家の吉川和篤氏デザインのCV33モチーフのロゴが貼られていた。
多分この裏に「どこかで見たときのある”食べかけのピザ”を模したマーク」あたりがあるのだろが、恐らくこちらは「荻窪駅のほうの権利者」から言われそうなので、権利者から言われないための新たに起こしたロゴだろうか。

暁

サンライズとアクタス、今や同じ荻窪駅前のビルに入る時代が来るとは

この記事を書いた人
akatukidesuga

泡沫カメラ同人サークル「ジャンク難あり500円の会」主筆。

1990年生まれのアラサーちゃん、という第二次氷河期世代のあおりをモロに受けた世代でそれを引きずりながら生きている。

2020年11月より仙台市に在住(2022年秋まで)していたが、現在はチバラギに戻って求職活動中。
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