東武野田線を撮りに豊四季まで
東武8111Fが撮りたい…
東武野田線の5両化までのつなぎとして運用に入っている、東武博物館所有の動態保存車 東武8111F。
東武博物館所有の動態保存車まで東武野田線の定期運用に入れるくらいには東武鉄道の車両のやりくりという面ではひっ迫している感じはあるが、趣味的に見るとなかなか面白い光景なので一度は撮影しておきたかった。
そんな折、東武8111Fがちょうど大宮~柏方面行きの運用に入る、ということで「コレは幸い」ということで、流山おおたかの森まで向かうと…

東武8111Fは撮影地付近の踏切を通り過ぎてしまったのである。
しかし、である。
東武8111Fの方向幕は運河行きだったので「折り返しですぐに柏行きになるので撮影は楽」ととらえて、野田線に乗ってずっと昔に撮影したことのある撮影地のある豊四季駅まで行くことに。
いざ豊四季まで
豊四季駅から徒歩5分ほどの撮影地(諏訪神社付近)へと向かうと、妙に人が集まっている。
理由は何だろうか…と思い、試しに一本くらいテストで撮ってみよう、ということで線路際にレンズを向けると…明らかに東武野田線では見慣れない車両がやって来た。

東武野田線の新車 東武81501Fが『80000系 DEBUT! 』というヘッドマークを掲示していた。
豊四季エリアにちまちま集まっていた鉄の狙いはコレだったのか…と納得しながら、次を狙うことにする。
(5両編成なので、通常の6両編成とは少しシャッターを切るタイミングが異なるので注意が必要かもしれない)

野田線導入に当たって、車内外に軽く手が加えられている東武11635F。
東武10030型も車内こそリニューアルされているが、制御機器が界磁チョッパ制御のままなので、老朽化が深刻な東武8000系共々、野田線から追い出される…と考えると今のうちに撮っておいた方が楽なのかもしれない。

今回の真打、東武8111F(東武博物館所有)。
原型前面の初期修繕車のままの動態保存車…であるが、それでも『東武鉄道杯 メモリアルトレイン』のヘッドマーク姿が東武野田線ではすっかり板につき、薄汚れた姿が何とも「今なお現役の通勤車両」という感じを受ける。
2022年から今なお続く特別軍事作戦(と称したロシアのウクライナ侵攻)以降の世界的なエネルギー価格の高騰もあって、機構こそ単純だが電力を大量に消費する抵抗制御車両を未だに多く保有する東武鉄道が重い腰を入れて野田線に沿線住民の減少見越したダウンサイジングも兼ねて新車を導入するのは道理である、とはいえ…その過程で動態保存車を運用に入れるくらいには車両のやりくりが火の車になっているというか。

直流モーターとカムのメンテナンス、今や中小私鉄でも厄介すぎるくらいの存在だしなぁ…
その後の話

ミンデンドイツ台車を履いて未だに運用されている東武8166FをJR側ホームにて撮影。
丁度、いろんな機材に詰めたフィルム消費の為に都内へと出る流れだったので、その後の流れはこちらを。
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