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定期運行終了の5094レ「安中貨物」とE653系K71編成を偕楽園駅付近で撮影する

定期運行終了の5094レ「安中貨物」とE653系K71編成を偕楽園駅付近で撮影する
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偕楽園(臨)付近で5094レを撮影する

荷主サイドの設備体制見直しで「安中貨物」も終わることになり…

昨年12月後半に流れた「安中貨物」こと5094レの運行終了は、マニア以外にも各所に衝撃が走った。
荷主である東邦亜鉛のIR情報掲載の2024年3Q時決算発表によればオーストラリアの鉱山の閉鎖および事業譲渡に伴う減損や中国事業からの撤退で特損を出したものの、環境・リサイクル事業で純利益は出ている…という状態。
その中で、高コスト体質の亜鉛精錬事業の主要設備を停止して金属製品(機能材料)の加工および亜鉛リサイクル事業に再編する都合で亜鉛精錬をメインに行う安中・小名浜の両精錬所は金属リサイクル事業に転換するために環境設備以外は稼働停止となるので、おのずと両精錬所の間を輸送する「安中貨物」は廃止される、といったところである。

そんなこんなで偕楽園まで

(Camera:SONY α7RⅡ Lens:YONGNUO YN85mm F1.8 DSM)

3月上旬、自分はときわ路パス利用で偕楽園駅にいた。
偕楽園駅の構内は梅まつりの客で混雑しており、偕楽園の園内に進むのもやっと…という状態であった。
そんな中、以前どっかで見た偕楽園の梅を絡めながら上野・水戸方面の両方向から撮影可能な茨城護国神社寄りにあるエレベーター付きの跨線橋まで行くことに。

しかしながら、撮影地の様子が貨物狙いにしては「どこかおかしい」のである。
何でここまで集まっているのか、という理由をちょうど隣にいたOM-Dを持った鉄に聞くと「勝田のE653系(K71編成)が新金線経由で偕楽園まで来る」とのことで「5094レと一緒に撮れるので一挙両得か?」と思いYONGNUO 85mmをつけたままα7RⅡを沿線に向けると…ちょうどいい感じに撮れるのである。

(Camera:SONY α7RⅡ Lens:YONGNUO YN85mm F1.8 DSM)

上野東京ライン開業に合わせて製造された、E531系K476編成。
E531系、2005年から20年もの間にSIVなどの機器類を小改良した上で未だに作られ続ける(2024年の製造は事故代替の先頭車だが)だけある車両、というか。
同時期に開業したTXへの対抗として130キロ走行を前提に設計された台車に揺れ防止のヨーダンパがついていたりなどという具合に、E231系近郊型の機器を交直流仕様にしたように見えてE233系以降の新系列車両につながる要素もかなり多いので「プレE233系」として捉えるべきなのだろうか?

(Camera:SONY α7RⅡ Lens:YONGNUO YN85mm F1.8 DSM)

E657系K14編成を手始めに撮影。
E657系に乗車して品川から日立・いわき方面まで行くのならばともかく、仙台まで行くとなると時間がかかりそうな気がしなくもないが…ここ数年の東北新幹線が年1ペースで「止まる」ような状況では、常磐線で移動したほうがまだマシなこともあるのだろうか?

暁

新幹線が止まるのが常態化しないでくれ…人員もいない以上は厳しいだろうが

(Camera:SONY α7RⅡ Lens:YONGNUO YN85mm F1.8 DSM)

今回の真打、EH500-25(仙貨)牽引の「安中貨物」こと5094レを水戸の風景とからめて撮る。
ダイヤ改正での「安中貨物」の通常ダイヤ廃止後、東邦亜鉛所有のタキ1200は2011年の製造からわずか10年ちょっとで全車廃車になるのだろうか? というのが気になるところで。

(Camera:SONY α7RⅡ Lens:YONGNUO YN85mm F1.8 DSM)

団臨扱いで新金線経由にて常磐線を走るE653系K71編成。
フレッシュひたちから撤退後、新潟車両センターに転属したものの数年後の需要減で所属先である勝田に波動用に戻ったE653系、という意味では国鉄特急色のK70編成と共通である。

そのあと、偕楽園の梅をまた見ようと思った…のであるが、園内の混雑が一度入場した時よりもひどかったので偕楽園から勝田まで普通列車に乗って向かうことにした。

その後のはなし

(Camera:SONY α7RⅡ Lens:Meike AF35mm F2 SE)

普通列車に乗って勝田まで向かった後、ときわ路パスの料金分の「元を取るべく」ひたちなか海浜鉄道湊線に乗り、阿字ヶ浦駅まで行った話…また次回に回すことに。

今回の機材


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この記事を書いた人
akatukidesuga

泡沫カメラ同人サークル「ジャンク難あり500円の会」主筆。

1990年生まれのアラサーちゃん、という第二次氷河期世代のあおりをモロに受けた世代でそれを引きずりながら生きている。

2020年11月より仙台市に在住(2022年秋まで)していたが、現在はチバラギに戻って求職活動中。
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