YONGNUO製のミラーレス向け 85mm F1.8、優秀では?
高画素ミラーレス機でも十分に使える中華製 中望遠レンズ
YONGNUO製のミラーレス向けレンズであるYONGNUO YN85mm F1.8 DF DSM。
もともと、2022年頃に先代フルサイズミラーレス機のSONY α7Ⅱ用として同レンズを購入したのであるが、このときは「安価ながら非常に優秀な85mm」としての認識でこそあった。

もっともSONY α7Ⅱ装着時では、AF-C時の横方向の動きモノ相手のAFは少々厳しかったが…
ところが、昨年にミラーレスのボディをSONY α7ⅡからSONY α7RⅡに買い換えたところ「余裕で(ローパスフィルタレス機である)α7RⅡでも十分に通用するレンズじゃないか」と驚いてしまった。

エンジニアプラスチックなどの素材を多用し、持ち運び時の軽量化を図ったレンズ筐体であるが、いざ持ってみると多数の光学レンズがみっちりと詰まった塊といったところで「よく写りそうなレンズ」といった印象を受ける。
また、鏡胴部の側面には高級レンズに見られるFnボタン(フォーカスフォールドボタン)があり「流石は現代の単焦点レンズだなぁ…」ということも感じる。

もっとも、撮影スタイル的にFnボタンの使用頻度は低いのであるが…。
YN85mm F1.8 DF DSM| さまざまな作例
YONGNUO YN85mm F1.8 DF DSMを装着したSONY α7RⅡで色々と撮影してみた。

山手線から総武緩行線に転属してからしばらく経過し、今や総武緩行線を代表する形式となったE231系500番台。
プログラムAE設定のままで慌てて流し撮りのように撮っても「それらしく」撮れるのだから、面白いのである。
(改めてこの写真を撮影した錦糸町ホームで、f11くらいまで絞った流し撮りで撮影したい、というのはある)

2025年4月に親会社の京成電鉄に吸収されて京成松戸線になる新京成電鉄8800形8814F。
方向幕がフルカラーLED化されているので、京成松戸線になった後もしばらくの間は生き残りそうな雰囲気ではあるが、京成車との運用の共通化も考えると余命は…どうなんでしょ。
しかしながら、α7RⅡでは7Ⅱに比べるとAF-C性能が「かなり」良くなったのか、何も考えずに駅のホームで待ちながら車両をしっかり撮影可能なのは強い。

茨城県大洗町にあるアクアワールド大洗にいた、よちよちと歩くペンギンの群れをF1.8開放で撮影。
大口径レンズ、ということでボケの具合が気になる人も多いだろうが、開放描写は昨今の日本メーカー製ハイエンドレンズ…ほどではないが、携行性の高さからは考えられないシャープさという点がなかなかに好ましいので「描写と携行性のバランスを取ったレンズがもっと国内外メーカーから出れば面白いことになりそう」と思った次第である。
なお、amazonでは今回使用したFEマウント向け以外にも、Nikon ZマウントとCanon RFマウント(YONGNUOでは「ユニバーサルマウント」の呼称であるが)向けにも販売されているので、手持ちのマウントにあわせて購入してみてもいいかもしれない。
今回の機材
SONY α7RⅡ(もう少し使いこみたいところで…)
この記事をMisskeyにシェアしよう!
