NikonのF3.5通しズーム、よく写るぞ…
しばらく放置していたズームレンズをつけてみたら?
2024年4月くらいに近隣エリアのキタムラにて「ジャンク寄りの中古」枠で買ったAi Zoom Nikkor 35-70mm F3.5(72mm径モデル)。
試験的に5月頃にザ・ヒロサワシティでSONY α7Ⅱ(10月頃に売却)に取り付けて以降、頭の中には存在自体は認識していたものの、半年以上もの間の機材ローテーションの関係でずっと放置していた。
そんな折、年末にPrimeにて「戦乱の中のワシントンまで合衆国大統領にインタビューを取りに行くベテラン女戦場カメラマンとマスコミの記者2人、そして大学を出てすぐの戦場カメラマン志望のワナビによるロードムービー」として『シビル・ウォー(2024)』を見て、この映画の主役ともいえる黒いNikon FE2を購入…するのならば、ただの散財である。
この際なので、Kodak Ektar100を詰めたまましばらく放置していたNIkon FEも含めて動かすか? ということでα7RⅡとNikon FEという「一人シビル・ウォー」のような組み合わせで流山エリアと渋谷エリアなどを歩いてみることに。
役に立たない作例
このレンズ、SONY α7RⅡで使った時もなかなかに優秀な写りであったが、いざ35mmフィルムで使ってみると「コレ、写真でメシを喰う人のために作られた業務用レンズだ…」といった格調高い写りで「これが後のNikon F2.8通し標準ズームに繋がる流れのレンズなのもわかる」という感じを受けた。
フィルムで使う(Koodak Ektar100):流山編

当初こそAi AF Nikkor 80-200mm F2.8EDをNikon FEに取り付けて東武野田線を撮影したかったのであるが…Nikon FEの操作感をしばらく忘れていたために巻きあげたもののシャッターがうまく切れず、レンズ交換して撮影したら「あれっ?」となったコマ。
なぜかは知らないが、個人的には狙ってもないのに「都心から子育て世帯の人口が流入して伸びている街、流山」を捉えた感じでいい感じに撮影できたのは結果オーライだったんだろうか?

駅のホームからいい感じに影が出ていたので、ホームに入線する東武8000系と共に撮影。
運が悪いことに、七光台所属車の中でも残り少ない幕搭載車だったので「これはこれでしっかり記録したかったなぁ…」という感じではあったが、それでも「一枚の写真としてはうまくできている」のだから面白い。

流鉄馬橋駅にて『謹賀新年』幕が付いた流鉄5000系『なの花』編成。
常磐緩行線側のホームドアとヘッドマークさえなければ2000年代後半の光景と言ってもダマせるのでは? という位にはしっかり撮れているのが素晴らしいというか。

(Camera:SONY α7RⅡ Lens:Nikon Ai Nikkor 35-70mm F3.5)
ちなみにレンズは同じで、ボディはSONY α7RⅡにした場合はこんな感じ。
それはそうとして、Kodak Ektar100は期限切迫状態でもいい感じに写るな…。
デジタルでの作例の一部はこちらからでも
フィルムで使う(Koodak Ektar100):都内散策編

JR秋葉原駅 昭和通り側の中央改札、という半ばYostarが占拠しているエリア。
それはそうとして、今度の土日に幕張で開催されるブルアカふぇすあたりはまた大変そうな気が…。

ふぇす、両日ともにKAITEN FXあたりのチナトロ獲得くらいの過酷さだろうか?

渋谷パルコで行われていた立川志の輔の独演会(1/7分)に行くために渋谷まで。
それはそうとして、ハチ公口ではいつも売れない地下ドルのライブのチラシ配りばかりいるような気がするのだが…。

14時からの立川志の輔の公演が始まる前までにフィルムを撮り終わろうと「10年後には貴重な光景になるであろう何気ないコマ」でフィルムをいくらか消費しつつ、渋谷のキタムラまで撮り終わったフィルムを現像に出した…のであったが、立川志の輔の独演会は途中休憩を挟みながらも17時半ごろに終了するという長丁場で

流石はベテランの話芸、新作・古典共にむちゃくちゃ面白かったんだが…かなり疲れた…
という感じを抱いてしまった。
Ai Zoom Nikkor 35-70mm F3.5の優秀さ
Ai Zoom Nikkor 35-70mm F3.5、実際に使ってみると「街中スナップから鉄まで何を撮っても非常にサマになる」というレンズで、寄れない(72mmフィルタのこのレンズは最短撮影距離が1m)という欠点以外は「写真で業務にしてメシ喰う人間向けのレンズ」という性格が感じられた。
今度またNikon FEで撮影する際にも、このレンズを戦力として使うことになるのかもしれないなぁ…と思った次第である。