フィルムカメラ

L39マウント標準レンズ、Canon 50mm F1.4Ⅱを使ってみる

L39マウント標準レンズ、Canon 50mm F1.4Ⅱを使ってみる
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Canon製のド定番L39マウント標準レンズを試す

モノは試ししとばかりにCanon製 L39マウント50mmレンズを導入

Canon Ⅳsbを導入して間もない2024年9月頃、近隣のリサイクルショップにてCanon 50mm F1.4Ⅱがそこそこの状態でかつ市場相場から考えられないほどの安価な値段に売られていた。
最初こそ「こんなライカユーザーにも定評のある玉、すぐ売れるだろうな…」と思っていたのであるが、しばらく経過しても売れる気配がなかったので勢いで購入。

最初こそ35mmフルサイズミラーレス機での運用も考慮して購入したが「まずは本来のCanon Ⅳsbで本来の実力を試してみよう」ということで、Canon Ⅳsbでじっくりと撮影することに。

役に立たない作例

いずれの写真も、ここ最近お気に入りのKodak ProImage100を詰めて撮影。
「経済的に使える」ポートラ風フィルムということもあって個人的には好きなのであるが…おいそれと派手めな発色と高解像を両立させたEktar100も使えない時代だしなぁ、と悲しくなる。
(スキャニングはEPSON GT-X900)


暁

価格改定後のEktar100を気軽に使える身分になりたい…。

JR秋葉原駅前にて。
秋葉原スナップは流石に50mmではちょっと狭い気もしなくはないが…L39マウントのCanon 35mm F1.8と外付けファインダーあたり手に入れられればなぁ…。

古本屋でおなじみの意神田神保町の裏通りにて。
神保町あたりも知らない間に外国人観光客がそれなりに多くなったような…。
(古書のみならず、カレーなどのグルメ的な意味でも楽しめるしなぁ)

茨城県阿見町にある予科練平和記念館に展示されている零戦二一型の実物大模型。
なお、この実物大模型の機体番号であるA60-05は実際には存在しない架空のものである(阿見町町制60周年と記念館開館5周年にちなんだ機体番号)。

万世橋に停車中の外国人免税ショッピング関係の観光バス群。
隣接エリアにはおなじみ木内酒造の常陸野ブルーイングラボがあり、このコマを撮る直前に常陸野ホワイトエール(小サイズ)とホワイトエール仕立ての牛もつ煮を軽く飲んでおり「ほろ酔い、とまではいかないがアルコール入りでスナップをキメていた」のである。


絶賛解体中の旧肉の万世のあったビルの近くにある例の自販機にて。
よくよく考えたら、もう少し高速シャッターでかつ開放域で撮るべきだったんだろうか…?

かつての艦これでおなじみだったしばふ絵の看板が神田エリアにあった。
ゲーム自体は最早初心者お断りのスパゲティコードに次ぐスパゲティコードと化している印象が強いが、ゲーム外ではまだまだ現役コンテンツなのだろうか?

暁

しばふ絵みたいな柔らかい絵を描きたいなぁ…。

せっかく大口径レンズなので開放付近(F2)で撮影もしたかったので、JR神田駅のガード下を。
開放でもグダグダにならずに「よく写っている」よなぁ…という印象を受ける。
1950年代末期にこの性能を実現していたCanonの技術面の恐ろしさと、その2年後に初代キャノネットを出した事実を踏まえると…今なお光学を軸に多岐に展開するメーカーとして生き残っているだけある、というか。

全般的に

このCanon 50mm F1.4Ⅱ(L39)、開放付近からしっかりと使えるし、絞ったら尚更優秀で70年代の日本製カメラとそんな変わりない…というレンズで「流石は当時の高級品だ…(そもそもカメラ自体が1950年代には高級だが)」という感想を抱いた。

L39マウントの標準レンズは、今までJupiter-8などのソ連製レンズを中心に使っていたが、このCanon 50mm F1.4Ⅱのスキャン結果を見てびっくり。それまで使っていたソ連製L39マウントレンズ以上にしっかりと写っているのだから「何だこのレンズは…!」とモニターの前で驚いてしまった。

これならば35mmフルサイズミラーレス機でも実用的かも…とばかりに、将来の中華製Mマウントレンズ導入とL39マウント運用時の利便性向上も兼ねてライカM-NEXヘリコイドアダプタをL-Mリング込みで導入したいなぁ…と思っている今日この頃である。


この記事を書いた人
akatukidesuga

泡沫カメラ同人サークル「ジャンク難あり500円の会」主筆。

1990年生まれのアラサーちゃん、という第二次氷河期世代のあおりをモロに受けた世代でそれを引きずりながら生きている。

2020年11月より仙台市に在住(2022年秋まで)していたが、現在はチバラギに戻って求職活動中。
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